活動報告

研修旅行

和歌山県防衛協会青年部会 冬季研修旅行2019

3月3日、4日の日程で、毎年恒例の和歌山県防衛協会青年部会冬季研修旅行を開催しました。
今回は総勢10名での研修旅行でした。

3日は、沖縄戦での犠牲者を慰霊するべく、戦跡(米軍沖縄本島初上陸の地・チビチリガマ・シムクガマ・道の駅かでな)巡りを行いました。
本で知るだけでなく、実際に悲劇が起こった地を訪れることは、犠牲となられた方の苦しみや悲しみをより感じるとともに、そういった悲劇の上に現在の日本があるということを再認識しました。

4日は、午前中は航空自衛隊那覇基地を、午後からは陸上自衛隊那覇駐屯地を見学させて頂きました。

まず、航空自衛隊那覇基地では、基地の概況説明を受けた後、F-15戦闘機を間近に見学させて頂きました。
想像よりはるかに大きな機体で、日本の国防をになってくれている逞しさを感じるとともに、日本全国で年間1000回以上のスクランブル発進を行っている航空自衛隊員の活躍を知りました。
その他、那覇基地を一望できる小高い丘の上にある沖縄戦での砲台跡を見学し、基地内にある隊員食堂で隊員の皆さまに混じって自衛隊飯を頂きました。

次の陸上自衛隊那覇基地では、第15旅団副旅団長兼ねて那覇駐屯地司令 一等陸佐 壁村正照様と記念撮影を行った後、基地の概況説明を受けました。
次に、広報資料館 鎮守の館にて、3日に訪れた米軍初上陸地点から沖縄戦終結までの沖縄戦の戦闘経過を、ジオラマを用いて解説していただきました。
また、今も残る沖縄戦で使用された弾薬の不発弾処理の説明もしていただきました。不発弾処理は、今も年平均800件ほど行われており、不発弾処理に携わる陸上自衛隊員の皆さまの活躍を知りました。
その他、装備品を隊員の皆さまに説明いただき、基地内をぐるっと回る軽装甲機動車の体験搭乗もさせていただきました。体験搭乗中、基地内で様々な訓練をされる隊員の皆さまを拝見することもできました。

今回の研修旅行をとおして、先の戦争の悲劇を二度と起こさせないよう、日本の平和を維持するために日夜を問わず任務を遂行して頂いている自衛隊員の皆さまの弛まぬ努力を知ることができました。
深く感謝の意を申し上げます。

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